九州の旅「鹿児島」3

こんにちは、旅ライダー上ちゃんです。

九州の旅も終盤です。

 

 

枕崎駅

開聞岳から国道226号線をひたすら西へ行く。開けた道をのんびり走っていると、鰹節工場が見えた。その途端、食欲をそそるいい匂いがする。その匂いは工場を通り過ぎた後もしばらく続いていたので、相当広い範囲に広がってるようだ。

岩戸山に差し掛かると道を緩やかに上っていく。そして、下りに変わると視界が一気に開ける。視界に飛び込んでくるのは枕崎の港町。まるで絵に描いたような、景色との出会い方だ。

やがて、最南端の始発、終着駅へと到達。

「本土最南端の始発・終着駅」と記された碑が立っているが、それは最北端である宗谷駅から南へ伸びる線路がここ枕崎で終わるからだ。純粋に「位置」としてのJR日本最南端の駅は、開聞岳に近い大山西駅である。

ややこしい話だ。

鰹節(削られていないもの)をお土産用に、鰹のタタキを間食用に、鰹の唐揚げを夕飯用に買って枕崎をあとにする。

ちなみに、おみやげに鰹節を選んだのは大正解だった。

 

 

知覧特攻平和会館

実際に使われた戦闘機や資料、映像で戦争の歴史を知ることが出来る。

展示されている手紙には当り障りのないことしか書かれていないように感じた。

中には本気でそう思って書いた方もいたかもしれない。だが、大半の方は本当に言いたいことは、書くことはできなかったと考える。

じっくり見て回って夕方になったので、そばにある知覧温泉センターで温泉へ浸かる。

観光客よりも地元の方の利用が多いようだ。車の数に対して利用人数が明らかに多い。

その後、郵便局へ寄る。駐車場に傾斜が有り、斜めに線が入っていたのでその通りに止めたのが間違いだった。スタンドを掛けて降りた途端に反対側へ倒れていくバイク。

起こすのに四苦八苦していたら、地元の方が助けてくれた。ありがとう。

バイクはブレーキレバーを予備に交換する程度で済んだ。

 

 

霧島神宮

坂本龍馬とお龍が訪れた場所。これが日本初の新婚旅行と言われている。

他にも樹齢800年の神木の杉や国家に歌われるさざれ石と何か力をもらえそうなモノがある。

神はいないと分かっていても、つい神社に寄ってしまう。歴史という時間の重みに惹かれているのだろうか。

 

 

霧島神宮からは再び阿蘇を通り、やまなみハイウェイを快走して別府からフェリーで帰路につく。

自然、歴史、神話。色濃いものが集まった、何度でも訪れたい場所。