次回の旅の予定

こんにちは、旅人上ちゃんです。

 

 

去年のバイク旅で、北は北海道から南は九州まで、陸路で行ける端っこの「4極」へ行った。

そして、「次はどこへ向かう?」と自分に質問し続けていたら、「日本の端」を見に行くという答えが出た。どんなところなのか、5感を使って感じたい。

 

向かうのは、

日本最西端「与那国島」。

日本最南端「波照間島」。

 

詳細は追って書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マナー

山形名物玉こんにゃく。

くたびれた木製のベンチに座って、最初に目に入った売店の赤いのぼり。

山形から、岐阜に移住してきた人が営業しているのだろうか。

ベンチに背を預けると売店の向こう側に、観覧車かというくらい大きな木製水車がゆっくりと回っている。その手前には石造りの3連アーチ橋が立っている。

久しぶりの遠出で疲れた体に、春のような暖かさと水車を回す水音がしみる。

レッグバックから水色のケータイマグを取り出し、若干冷めたコーヒーを飲む。

十分休憩したので、ゆっくりと立ち上がると愛車へ向かって歩き出す。

黒いライダージャケットを着て、頭に白いフルフェイスをかぶり、手にグローブをはめ、鮮やかな青と白のフルカウルバイクにまたがり走り出す。

出発してトンネルを1つ抜け、ループ橋を滑るように下ると信号待ちですぐ前にバイクが1台その前に黒いミニバンが1台。ナンバーから大型だとわかるシルバーの車体。バイクに合わせたシルバーのフルフェイスに上下が黒の中肉中背の男性が乗っている。

やがて信号が変わり、右折をして道なりに進んでひとつめのカーブを曲がっている最中に、前のバイクが右にウィンカーを出した。道は片側1車線でセンターラインは黄色、左側は山、右側は川で曲がれるところはない。だが、そのバイクは右に車体を傾けると、対向車線へはみ出しながら急加速してミニバンを抜き去っていった。

ここは、程よいカーブが連続した山道で、自分のペースで走りたくなる気持ちはわかる。しかし、ここは公道で、ましてやセンターラインは黄色だ。

ライダーのイメージが悪くなるので本当にやめてほしい。

 

ツーリングライダー上ちゃんでした。

 

 

書く

こんにちは、40日目の上ちゃんです。

 

何を書いてもいい。

とても自由だが、逆に難しい。

ブログの書き方で検索をしたとき「自分に肩書をつける」という記事を見つけた。

なるほど、肩書を使って自分の書くテーマを可視化する。

 

一番身近で書きやすいテーマとは自分の経験だ。日常の生活、行った場所、使っているモノ、読んだ本、食べたもの。曜日ごとにテーマを決めてもいいし、毎日同じテーマで書いてもいい。

 

あとはとにかく書く。文章の書き方や、ブログのデザインから入ろうとする方もいるようだが、それではいつまでたっても肝心な「書く」ことができない。

文章の構造がぐちゃぐちゃでも、題名と内容が食い違っていても、言いたいことがうまく表現できなくても、写真の載せ方がわからなくても、とっても短くても、パソコンに向かって書く。

見切り発車で書いていく。可能な限り、たくさん。

続けているうちに、書きたいことも、足りないものも見えてくるのだろう。

どんどん書いて、技術は後から勉強すればいいと思う。

 

何を書くのか、毎日探す。

 明日もパソコンの前に座って悩むのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九州の旅「鹿児島」3

こんにちは、旅ライダー上ちゃんです。

九州の旅も終盤です。

 

 

枕崎駅

開聞岳から国道226号線をひたすら西へ行く。開けた道をのんびり走っていると、鰹節工場が見えた。その途端、食欲をそそるいい匂いがする。その匂いは工場を通り過ぎた後もしばらく続いていたので、相当広い範囲に広がってるようだ。

岩戸山に差し掛かると道を緩やかに上っていく。そして、下りに変わると視界が一気に開ける。視界に飛び込んでくるのは枕崎の港町。まるで絵に描いたような、景色との出会い方だ。

やがて、最南端の始発、終着駅へと到達。

「本土最南端の始発・終着駅」と記された碑が立っているが、それは最北端である宗谷駅から南へ伸びる線路がここ枕崎で終わるからだ。純粋に「位置」としてのJR日本最南端の駅は、開聞岳に近い大山西駅である。

ややこしい話だ。

鰹節(削られていないもの)をお土産用に、鰹のタタキを間食用に、鰹の唐揚げを夕飯用に買って枕崎をあとにする。

ちなみに、おみやげに鰹節を選んだのは大正解だった。

 

 

知覧特攻平和会館

実際に使われた戦闘機や資料、映像で戦争の歴史を知ることが出来る。

展示されている手紙には当り障りのないことしか書かれていないように感じた。

中には本気でそう思って書いた方もいたかもしれない。だが、大半の方は本当に言いたいことは、書くことはできなかったと考える。

じっくり見て回って夕方になったので、そばにある知覧温泉センターで温泉へ浸かる。

観光客よりも地元の方の利用が多いようだ。車の数に対して利用人数が明らかに多い。

その後、郵便局へ寄る。駐車場に傾斜が有り、斜めに線が入っていたのでその通りに止めたのが間違いだった。スタンドを掛けて降りた途端に反対側へ倒れていくバイク。

起こすのに四苦八苦していたら、地元の方が助けてくれた。ありがとう。

バイクはブレーキレバーを予備に交換する程度で済んだ。

 

 

霧島神宮

坂本龍馬とお龍が訪れた場所。これが日本初の新婚旅行と言われている。

他にも樹齢800年の神木の杉や国家に歌われるさざれ石と何か力をもらえそうなモノがある。

神はいないと分かっていても、つい神社に寄ってしまう。歴史という時間の重みに惹かれているのだろうか。

 

 

霧島神宮からは再び阿蘇を通り、やまなみハイウェイを快走して別府からフェリーで帰路につく。

自然、歴史、神話。色濃いものが集まった、何度でも訪れたい場所。

九州の旅「鹿児島」2

こんにちは、旅ライダー上ちゃんです。

鹿児島の旅は中盤に差し掛かります。

 

指宿スカイライン

尾根につくられた有料道路。景色のよさは保証できる。ただし、天気が良ければだが。

道中にはいくつも展望台が有り、桜島や眼下に広がる街を見ることができるので、時間が許す限り立ち寄る事をおすすめする。

また、スカイラインを利用して池田湖へ行かれるかたは、千貫平展望公園へ寄ることをおすすめする。少し歩くが、芝生の上に作られた木製の展望台からは正面に開聞岳、後ろに桜島を望むことができる。

スカイラインの料金所にいた陽気なおじさんが教えてくれた。

 

 

・池田湖

九州最大を誇るカルデラ湖で、謎の生物イッシーがいるらしい。

その正体は湖に生息するオオウナギだと言われているようだ。天然記念物だが、お土産屋さんの奥にある水槽で見られる。薄暗い中で水面にこの背中がぬるっとでてきたら謎の生物だと思うのもわかる。探してみたが、湖で泳いでいるところを見ることはできなかった。

それはさておき、湖へ来たら湖畔でのんびりすることにしている。開聞岳が美しい。

 

 

開聞岳

特攻隊が知覧から飛び立つときに目印にしたとされる山。きれいな円錐状の形をしており、半分は陸地、もう半分は海へせり出している。

実は、この開聞岳はぐるっと一周できる。海側へでる東側の入り口にトンネルがあるのだが、非常に狭い。軽自動車か、普通乗用車1台分しかなく、待避所以外ではドアを開ける事もできないだろう。

また人工照明も一切なく、所々の天井に開けられた四角い穴から、光がさしている以外は真っ暗である。冒険心をくすぐられる。先へ進むとトンネルが2本構造になっていることがわかった。トンネル同士のつなぎ目は、鉄骨のみのトンネルで、その周りは植物で覆われていた。まるでジブリの映画のラピュタのようだ。

トンネルを抜けた先には、麓に田畑が広がっていた。

西側に来ると円錐状の開聞岳がよく見える。

バイクに腰掛け眺めていると、上から視線を感じた。

電線の上になにか巨大な鳥がいる。鷹だろうか、鳶だろうか。見分けはつかないが、猛禽類であるのは間違いない。襲われる前に出発した。

 

 

旅を振り返りながら書いていて、気づいたことがある。

それは、すんなり書ける所と、そうでない所がある事だ。

見に行って、感情が動いた場所はよく覚えている。

どんな場所でどう感情が動いたか分析すると、面白い旅が作れるかもしれない。

 

 

 

九州の旅「鹿児島」1

こんにちは、旅ライダー上ちゃんです。

 

ついに最後の県、鹿児島へと入る。

 

 

・道の駅 くにの松原おおさき 

温泉へ入るために立ち会寄った。

入り口では、銀色の巨大なカブトムシ2匹に出迎えられる。

温泉の他に、宿泊施設、レストラン、物産館があり、さらに芝生の「大崎ふれあいの里公園」が隣接している。道の駅というより、宿泊施設そのものだといえる。

 

 

佐多岬

本州4極の最後となる最南端の岬となる。

上記の道の駅からはおよそ80キロ。近いようで遠く感じた。

佐多岬の周辺は道路工事の最中(2017年9月20日現在)で、オブジェのあるところまでは行けるが、その先はバスに乗って行かなければならない。時間の都合で底まで行くのは避けた。

北の宗谷岬、東の納沙布岬、西の神崎鼻はそれぞれ売店があり、ステッカーはそこで買えるが、ここだけは売店がない。

どこで買うかというと、ホテル佐多岬である。受付のカウンターに置いてあるので、呼び鈴でスタッフを呼ぶ。

買いに戻るという失敗をしないように。私はしたが……。

 

 

鹿屋航空基地資料館

屋外では自衛隊が使用してきた機体の展示、屋内では海岸から引き上げられ復元された零戦を見学できる。

資料館へ入って正面にあるステンドグラスは、威容を誇る桜島を題材にしている。

特攻作戦に関する資料も展示されている。詳しく知りたい方は知覧の方へ行かれると思うが、軽く知りたい程度ならこちらの方がいい。

入場料が無料だからだ。

 

 

桜島

陸路で上陸する。が、天候は雨。

間近にみられるはずの桜島が雲の向こうにかくれている。

だけどこれでいい、これも桜島のひとつの姿だ。

黒神埋没鳥居の真横には中学校がある。鳥居から奥へ続く道と交差して、学校の渡り廊下があり、その屋根をくぐって行くのが面白かった。

そして、桜島には長渕剛がいる。探してほしい。

あとはほとんど景色の見えない展望台を巡り、桜島一周を終える。

鹿児島市へ向かうフェリーの上から桜島を振り返ると、薄っすらと姿を見せた桜島が、

「今度は全部見せてやるから、また来いよ」

と言っている気がした。

 

 

そして再び南下する。

 

 

 

九州の旅「宮崎」3

こんにちは、旅ライダー上ちゃんです。

長かった宮崎県の旅も残りわずか!

 

 

・道の駅フェニックス

休憩に立ち寄った。営業は終わっていたが、同じようにツーリングやドライブの休憩で立ち寄る人がおおいようだ。

車道を渡って、芝生の上にある木製のベンチへ座る。海へ視線を向けたちょうどその時、沈みゆく夕日を背に水平線を移動する一隻の船がみえた。

南国のリゾートでくつろいでいるような気分になれた。

 

 

サンメッセ日南

阿蘇ライダーハウスで、並んだモアイ像が、まるで本当のイースター島のようだと聞いてやって来た。しかしたどり着くと、「本日 休園日」の看板が。がっくりときた。

外から見られないか少しうろうろしていると、バイクにボストンバッグを積んだライダーが1人やってくるのがみえた。

話しかけるとやはり、この方も休園日の事を知らなかった。

入口付近にある1体のモアイ像の前でお互いに写真を撮り合って別れる。

次回来たときの宿題にする。 

 

 

鵜戸神宮

海の波で削られた岩盤の中に、本殿がある珍しい神社。

そこへ向かうには日向灘の絶壁にそって作られた階段を降りていく。

階段の途中から見える景色は探検をしているような気分になれる。

亀石と呼ばれる石に空いた穴へ向かって、「運」と刻まれた素焼きの石を投げ込む「運玉投げ」がある。男性は左手、女性は右手で投げ、うまく入れば願いが叶うとされている。100円で運玉は5個。1つは1度穴へ入り弾んで外へ、残り4つはかすりもせずに海へ消えた。数人でやると楽しめるだろう。

お乳岩も有名だろうか。床に足跡が示してあり、そこへ立つと、乳に見えるということだが、私にはそうは見えない。もし、乳に見える人がいたらどんな感じで、そう見えたのか聞きたい。

 

 

都井岬

野生の馬「御崎馬」を観察できる。

付近は馬優先なので、ゆっくりと走る。野生の馬ってなかなか想像ができないものですが、本当にいた。体はそんなに大きくはないが、地形に勾配があるからなのか、後ろ足が力強く丈夫にみえる。

また、日本に15基しかない内部を見学できる灯台がある。

灯台からは北側に日南海岸日向灘を望む。走ってきた道を振り返ると感慨深い。

 

 

実は、宮崎市から都井岬まで続く海岸線の旅にはある名前が付いている。

トイストーリー」。

ただし、阿蘇ライダーハウスへ泊まったことのあるライダーに限られる。